先日、Appleを装ったメールが届きました。
件名は「このアカウントの認証期限」。
内容は「iCloud+の支払いに失敗しました」というものです。
さらに「対応期限:23:59」と書かれていて、青いボタンで「お支払い情報を更新」と表示されています。
ここまで読むと、「あれ?支払いできていなかったのかな?」と一瞬ドキッとします。
しかも金額は150円。
高額ではないので、「本物かも」と思ってしまう人もいるかもしれません。
でも、これは完全に詐欺メールでした。
最近のフィッシングメールは本当に巧妙で、見た目だけでは本物と区別がつきません。
ロゴもそれっぽく、レイアウトもよく似ています。
ただ、落ち着いて見ていくと、おかしな点がいくつも見つかります。
まず送信元のメールアドレス。
今回のメールは
zznrdggg@mail1.mix901.ual17.mobb
というアドレスから送られてきていました。
これのどこがAppleなのか、よく分かりません。
Appleからのメールなら、普通はapple.comなどAppleのドメインが使われます。
意味不明な文字列のメールアドレスは、それだけでかなり怪しいです。
そして今回、決定的におかしい部分がありました。
メールの本文に
($today_date)
という文字がそのまま表示されていたのです。
本来ならここには日付が入るはずです。
例えば「2026年3月14日」などの形ですね。
つまりこれは、メールを自動生成するプログラムのミスです。
日付を入れるはずの変数が、そのまま表示されてしまっています。
こういうミスを見ると、「ああ、これは詐欺メールだな」とすぐ分かります。
詐欺メールの特徴の一つは、とにかく焦らせることです。
「決済失敗」
「対応期限」
「今日中に」
こういった言葉で、不安をあおってきます。
人は焦ると冷静な判断ができなくなります。
「確認だけしておこう」と思ってリンクをクリックしてしまうと、そこから偽のログイン画面に誘導され、IDやパスワード、さらにはクレジットカード情報まで入力させられることがあります。
こうして情報を盗まれてしまうのです。
もしこういうメールが届いた場合、絶対にやってはいけないことがあります。
それは、メールのリンクをクリックすることです。
本当に支払いの問題があるかどうかを確認したい場合は、メールのリンクを使ってはいけません。
自分でAppleの公式サイトを開き、そこからアカウントにログインして確認するのが安全です。
公式サイトで何も表示されていなければ、そのメールは詐欺の可能性が高いでしょう。
最近はこうした詐欺メールが本当に増えています。
宅配、不在通知、銀行、クレジットカード、そしてAppleやAmazonなど、日常的に使っているサービスを装ったメールが次々と届きます。
しかも年々クオリティが上がっていて、一見しただけでは分からないものも多いです。
だからこそ大事なのは、「まず疑うこと」です。
焦らせるメールが来たら、いったん立ち止まる。
そしてリンクはクリックせず、自分で公式サイトから確認する。
それだけでも、多くの詐欺は防ぐことができます。
もし今回のようなメールが届いたら、「こういう詐欺もあるんだな」と思い出してもらえればと思います。


