Windows Update直後に、Dellのミニパソコンが起動しなくなりました。2026年7月中旬のことです。
あとで調べて分かったのですが、これは同時期に配信された累積更新プログラム(KB5101650)とDell製PCの互換性問題だった可能性が非常に高いです。Microsoftも問題を認めていて、緊急の修正版が出ています。
この記事は、症状・自分がまず試した切り分け・後から気づいた原因までを、進行中の記録としてまとめたものです。アダプター交換の結果はまだ出ていませんので、後編で答え合わせをする予定です。同じ症状で困っている方の参考になれば。
使っていたパソコンの構成
今回トラブルが起きたのはこちらの機種です。
- Dell OptiPlex 3070 Micro(整備済み中古品)
- CPU:Intel Core i5-9500T(第9世代)
- メモリ:16GB
- ストレージ:SSD 256GB
- OS:Windows 11
手のひらサイズのミニデスクトップで、外付けの ACアダプター(65W)で動くタイプです。
起きたこと(時系列)
- 2026年7月中旬、Windows Update が配信されたのでいつも通り再起動して更新を適用
- 更新は完了。再起動後、Windows のログイン画面(タイトル画面)まで一度は表示された
- ログイン画面が出た直後、ファンがかなり大きな音で回り出す
- 数十秒後、画面がスッと暗くなる(映像信号が消えた感じ)
- 電源ボタンを押してもLEDも光らず、完全に無反応
- コンセントを抜いて数分置き、再度差し込んで電源ボタンを押しても変化なし
更新中に落ちたわけではなく、一度は起動できていたのに、そのあと突然電源が落ちてそれっきりという不気味な症状でした。
後から判明:Dell製PCで報告されていた既知の不具合
この症状で色々検索して分かったのですが、2026年7月14日に配信されたWindows 11の累積更新プログラム「KB5101650」で、Dell製の特定機種に互換性問題が発生していたようです。
主な症状として報告されていたのは以下です。
- 予期せぬシャットダウン
- パフォーマンス低下
- 異常な発熱・ファンの過剰回転
- 電源が入らなくなる(今回の私と同じ)
Microsoftは問題を認めて、7月18日に緊急のOut-of-Band更新プログラム「KB5121767」を配信しました。該当端末には現在このKB5121767が自動配信されて問題が解消される流れになっています。
ただし、これは更新の適用中や適用直後にパソコンが動く状態であればの話で、今回の私のようにすでに電源が入らなくなってしまった場合は、まず電源を復活させないと修正版を当てることもできません。
電源復活のために、まず自分が疑った3つの原因
1. 電源アダプター(ACアダプター)の劣化
ミニPCは電源が外付けなので、アダプター自体が寿命を迎えると当然パソコンは動きません。整備済み中古品として買ったので、アダプターがどれくらい使われてきたものかは正直わかりません。
Windows Update後は普段より電力を食う瞬間が続いていて、弱っていたアダプターが「もう無理」と力尽きた可能性はあります。
2. 本体側の熱暴走
ファンが大きな音で回っていた点が気になります。夏場ですし、ミニPCはただでさえ排熱が厳しい設計です。今回の更新で発熱が急に増えたことで、保護機能で強制シャットダウンした可能性があります。
3. 電源基板・マザーボードの故障
アダプターが無事でも、パソコン内部の電源回りが壊れれば同じ症状になります。この場合、修理には基板交換が必要で、費用的に本体買い替えと変わらなくなります。
切り分けの順序:一番安い可能性から潰す
3つの可能性のうち、一番安く済むのはアダプターの交換です。純正または互換アダプターは数千円で手に入るので、まずここを疑いました。
切り分けの考え方はシンプルです。
- アダプター交換:数千円、届いて挿すだけで切り分け完了
- 動けば:アダプター寿命が原因、以後は予備を持っておく
- 動かなければ:本体側の故障を疑う → メーカーサポート or 買い替え検討
いきなり修理見積もりを取ってしまうと、たとえアダプターだけの問題でも数万円請求されかねません。安いパーツから順に試すのがトラブル対応の鉄則です。
発注したもの
Dell OptiPlex 3070 Micro に対応する純正互換 ACアダプター(65W)を発注しました。差し込みプラグの形状(センターピン付きの丸型)と出力(19.5V / 3.34A)を必ず合わせる必要があります。
互換品はメーカー純正より安いですが、粗悪品を掴むと最悪パソコン側を壊すこともあるので、レビュー数と評価をよく見て選びました。ここは値段だけで判断しないほうが良い部分です。
アダプターがまだ届いていないので、結果はもう少し待つことになります。
同じ症状の人へ、今の段階で言えること
もし同じように「2026年7月のWindows Update後にDell製PCの電源が入らなくなった」という方は、以下の順で対処してみてください。
- まずコンセントとアダプター、パソコン本体、それぞれの接続を一度抜いて数分待ってから挿し直す(放電)
- 別のコンセントで試す
- アダプター駆動のミニPCなら、まずアダプターを疑って交換テスト
- それでも動かないなら、Dell公式サポート or メーカー修理に相談(同じ症状の報告が集まっていれば無償対応の可能性もあり)
- もし電源が復活したら、すぐにWindows UpdateでKB5121767が配信されているか確認して適用する
特にアダプター駆動の小型PCは、Update後の負荷でアダプターの劣化が表面化しやすいです。長く使うつもりなら、予備のアダプターを1つ持っておくと安心です。
今回の教訓:Windows Updateは「様子見」する余裕を持つ
今回一番反省したのは、Updateが降ってきたらすぐ適用してしまったことです。
実は、Windows Updateは配信直後に不具合が判明することが少なくありません。特に大型の累積更新は、配信から1〜2週間経ってから「〇〇機種で問題」というニュースが出ることがよくあります。
普段使いのメインPCなら、以下のようにするのが安全です。
- 大型更新が来たら、まず「更新の一時停止」で1〜2週間止める
- その間に不具合ニュースが出ていないかチェック
- 問題なさそうなら適用
これだけで、今回のようなトラブルに巻き込まれるリスクは大きく減らせます。
後編で書く予定のこと
アダプターが届いたら、以下を追記して後編記事を公開します。
- アダプター交換で電源が復活したかどうか
- 復活した場合:KB5121767は適用できたか、データは残っていたか
- 復活しなかった場合:次に試すこと(Dell公式サポートの反応、修理見積もり、買い替え検討)
- 今回の教訓と、同じ機種を検討している方への注意点
結果次第で「アダプター交換だけでサクッと復活」なのか「基板レベルで壊れていて買い替え」なのか、リアルな展開が書けると思います。
まとめ
2026年7月中旬のWindows Update(KB5101650)で、Dell製PCに電源が入らなくなる不具合が発生しました。私もそのうちの一台にヒットしてしまった格好です。
Microsoftから修正版(KB5121767)は出ていますが、すでに電源が入らなくなってしまった場合は、まず電源を復活させないと話が始まりません。
その復活手段として、まずは一番安いパーツから疑う——ミニPCならACアダプターの交換テストが第一手。これで動けば数千円で解決、動かなければ本体の問題として次のステップへ、というのが賢いやり方です。
アダプター届き次第、後編で結果を報告します。同じ症状で困っている方の参考になれば嬉しいです。


